パラグアイへ

初めに

イグアスの滝へいったときにアルゼンチン、ブラジル、パラグアイの国境へ立ち寄りました。アルゼンチン側からパラグアイ側のシウダー・デル・エステの町がみえ、近くまでいきながらツアーのコースではないがために国境を越えられなかったのが、すごく残念でした。そのときは「いつかはパラグアイへいってみたいなあ」程度にしか考えていませんでした。でもシウダー･デル･エステではありませんでしたが、まさかその半年後にパラグアイに行くことになろうとは夢にも思いませんでした（笑）。

ブラジルから日本に帰国した後、ブラジル等旅行先関係のホームページをいろいろとみていたところ、アスンシオン在住の田中裕一さんの「パラグアイに行こう・イグアスに行こう」というホームページに出会いました。それまでは「たいした見所も無く、旅行者に敬遠されるつまらない国」というイメージだったのですが、このホームページでパラグアイのことをいろいろと知るうちに、「興味深い物がゴロゴロしている国」だということがだんだんわかってきました。

ちょうどウルグアイにとても興味を惹かれることがあって（サッカーではありません）、急遽ウルグアイ旅行を計画していましたので、ついでにパラグアイへも寄ることにしました。休みの期間が非常に限られていることとウルグアイへも行くこともあって、シウダー･デル･エステではなく、アスンシオンへ行くことにしましたアスンシオンではこういうものにも乗れますしね。週1回しか走らないので、それにあわせて予定を立てました。　(^o^;)

パラグアイとの出会い

ブラジルを旅行してイグアスの滝をみに国境までいって、パラグアイという国を直接間近にみることになったわけですが、思えばパラグアイと初めてであったのは小学校６年のとき。帰国子女か日系人かはわかりませんでしたが、ちょうどクラスにパラグアイから転校してきたクラスメートがいたのです。今ほどは誰もが海外に行く時代ではなかったし、パラグアイという子供にとっては非常にマイナーな国（笑）だったので、興味を持つはずも無く、それっきりで終わってしまいました（何せ予備知識が全然無いので興味を待たなかったし、仮に興味を持ったところで、海外旅行なんて限られた人間のする物だと思っていたので、自分が行けるはずがありません）。今から思えばいろいろと話を聞いておけば良かったですね。　(^o^;)

次は確か高校生くらいの時だったと思いますが、「世界の車窓から」という番組でちょうどアルゼンチンの列車をやっていました。今から思うとブエノスアイレス発アスンシオン行きの国際列車だったんですね。それまでは快走していた列車が国境を越えたとたん、急にスピードが落ちてのろのろ。客車を蒸気機関車が引っ張っています。しかもこの機関車は石炭ではなく、薪をくべて走っていました。その汽車が何にも無いだだっ広い平原を非常にゆっくりしたスピードで走っているんですね。終点につく前に夜になってしまいました（「予定よりも物凄く列車は遅れている」という旨のナレーションがあったような）。人家も街灯も無いようなところをふる〜い蒸気機関車が走っていくんです。何か物凄いところだなぁ」と思いながらテレビをみていた覚えがあります。実はこの国がパラグアイだったんです。

この時もまさか自分がこの国へいき、一部とはいえこの汽車に乗ることになろうとは夢にも思いませんでした。この鉄道は残念ながら廃止されてしまいましたが、ハルディン・ボタニコ〜アレグア間（40km）を観光列車が毎週日曜日に1往復しています(距離は短いですが、機関車も番組にでてきたそのままで、充分雰囲気を味わうことができました)。

 その後、パラグアイのことなんかずっと忘れていましたが、ブラジルへ旅行することになってまた出会うことに･･･。マイナーな国の割には出会う機会が多く、やっぱり何かあるのかなぁ。　(^o^;)

3度目にして、パラグアイへ旅行することになりました。 (^o^;)

成田空港へ

成田空港まで何でいくかはいつも悩むところですが、前回ブラジルにいったときに、成田エクスプレスにしていきなりトラブルに巻き込まれたので、今回は京成スカイライナーでいくことにしました。スカイライナーはこのところご無沙汰。京成上野から乗りましたが、トラブルも無く予定通り成田空港に到着です。　(^o^;)

成田空港

成田空港ではチェックインカウンターへいく前にも保安上の理由からX線検査があることはご存知のことと思いますが、ここで、いきなりひっかかってしまいました。トランクを開けさせられチェックを受けることに。ひっかかるようなものは何もないはずなんだが・・・・（笑）。観察していると、どうもベテラン検査員が新米にチェックのやり方を教えるためにトランクを開けさせたようで、随分ゆっくりチェックしていました。　(^o^;)

パラグアイの首都アスンシオンへは日本から直行便はありません。北米もしくは南米のどこかの都市で乗り換えていくことになります。今回はブラジルのサンパウロで乗り換えました。サンパウロ〜アスンシオン間も成田〜サンパウロ間と同じVARIGブラジル航空ですので、成田で預けた荷物はアスンシオンまでそのままです。

今度は18番ゲートです

アスンシオンまで

日本時間19時37分離陸。ロスアンゼルスまでは9時間45分の飛行になります。まさか半年後にまた同じ航空会社の飛行機でサンパウロをめざすことになろうとは・・・。半年前と全く同じアニメを機内で流していたのが笑えました。
ちょっとピンボケ　(^o^;)

ロスアンゼルス空港に無事到着。審査も難なくクリア。今回はアヨロ姉妹もジョークおやじも姿をみせず、日本人の空港職員が書類をチェックしていました。日本語が通じるので楽といえば楽なのですが、何か面白みに欠けますね。　(^o^;)

ロサンゼルスからサンパウロまでは成田からロサンゼルスよりも実は飛行時間が長いのです。12時間ほどの飛行になります。時々最後尾のギャレーにいく人をそれとなく観察。やっぱりありました。カップヌードル。　(^o^;)
カップヌードル

現地時間の午前6時35分、23時間の長い飛行を終え、飛行機はサン・パウロに到着しました。乗り継ぎカウンターらしきところでパスポートをみせ、アスンシオンゆきの飛行機の搭乗ゲートを教えてもらう。乗り継ぎカウンターだと思ったところは実は単なるインフォメーションカウンターだったみたいです。　(^o^;)

ブラジル旅行ではないのに、本屋で”BRAZIL GUIDE”という本を買ってしまいました。分厚くて重い上にとても高かったです。初日から荷物を増やすという愚行をしてしまいました。　(^o^;)

搭乗ゲートは当初14番ゲートでしたが、いきなり26番ゲートに変更。パラグアイ人のおばさんが教えてくれました（パラグアイゆきの飛行機に乗ってスペイン語をしゃべるのだから、たぶんパラグアイ人なのでしょう）。飛行機はB737。半分以上もうまっていません。でも日本人（日系人かもしれませんが）5人もいるというのが何ともいえません。　(^o^;)

飛行機はイパカライ湖上空で旋回し、シルヴィオ・ペテロッシ空港に無事着陸しました。飛行機の中で書いた入国カード、記入漏れ等があったにもかかわらず問題なく入国。まではよかったのですが、トランクを開けさせられました。　(^o^;)