小河内観光開発

かつて、奥多摩湖をまたぐような形でロープウェイがありました。奥多摩湖上遊覧、登山客の利便等を目的に作られたとのことで、営業当初はそれなりに利用客がいたようですが、数年後に湖を横断する橋（三頭橋、深山橋）ができて簡単に対岸にアクセスできるようになると乗客が激減、昭和41年12月1日に「冬季休業」という名目で運行を一時停止したそうです。その後、昭和50年3月に営業不振を理由に正式に運行休止申請が出されたそうです。昭和37年1月に営業を開始し、休止したのが昭和41年12月。たった4年間しかもちませんでした。

奥多摩周遊道路の川野駐車場の真ん前の山の中腹に三頭山口駅の残骸があります。前から気になっていたので三頭山口駅まで行ってみることにしました。とはいうものの、休止（事実上廃止）されてから40年以上の歳月が経っており、駅へ通じる道も写真のように悲惨な状況になっていました。駅に近づくのはかなり危険ですので、お勧めできません（笑）。それでも行かれる方は自己責任で。あ、そうそう。奥多摩周遊道路には「けがをしますと病院に収容されるまで約２時間かかります」（走り屋用）の看板があります（笑）。


川野駐車場から三頭山口駅を望む	ゴンドラの残骸が見えます

駅へ通じる階段

帰りが怖い（笑）

三頭山口駅駅舎	手洗所

切符売場？

改札口

	みとう号

片方をみたら反対側も見たくなったので、川野駅へ行ってみました。というものの、場所がさっぱりわからなかったので、結構探してしまいました（笑）。この時も川野駅の前は一番下左の写真のようにテニスコートになっており、駅舎まで近づくのは大変だったのですが、数年後にもう一回行ったときは駅舎の前まで近づくのは不可能な状況になっていました。


川野駅駅舎	ホームは階段を降りたところにあります

ホームから改札口を望む

こちらはくもとり号	対岸は三頭山口じゃなかったのか？