根北線


根北線は釧網本線の斜里駅(現知床斜里駅)と越川駅の12.8kmを結んでいたローカル線でした。計画では標津線の根室標津駅まで伸びる予定でしたが、沿線の過疎化により昭和45年に全線が廃止されました。遺構は越川駅から先、未完成区間の第一幾品川橋梁が残っているくらいです。


知床斜里駅


根北線は釧網本線の斜里駅(現知床斜里駅)より分岐していました。

   


(2011年5月撮影)


第一幾品川橋梁


越川駅から先の未完成区間に第一幾品川橋梁橋梁が現在も残っています。鉄筋を一切使用しないコンクリート製の橋梁で、越川駅から根室標津駅までの区間が開通せぬまま根北線が廃止されたので、一度も使用されないまま放置されています(国の登録有形文化財になっているとのこと)。国道244号線を跨ぐ形なっていましたが、道路を拡張する際に橋脚2本が撤去されました。


 
 


(2011年5月撮影)