パラグアイ共和国

今は廃止されてしまいましたが、かつてはアスンシオンからエンカルナシオンまで鉄道がありました。薪で走る珍しい蒸気機関車で、随分前にテレビ朝日の「世界の車窓から」で紹介されたこともあります。現在は観光用として、植物園駅~アレグア間(40km)を毎週日曜日に1往復 走っています。


アスンシオン駅


鉄道が廃止されてからはイベント会場として使われているようです。入場料がかかるのかどうかはわかりませんが、駅の中は博物館になっており、見学することができます(開館時間は不明)。私の時は駅の周りをぐるぐる歩いていたら、管理人のおじさんが中に入れてくれました。入場料はかかりませんでしたので、入場無料なのかもしれません。


ハルディンボタニコ駅


観光列車はアスンシオン駅の一つ手前、ハルディン・ボタニコ(植物園)駅から出発します。イパカライ湖湖畔の町アレグアまで2時間の汽車の旅です。アレグアまでは40km。途中ルケで30分ほど休憩しますので、汽車のスピードは時速27kmほどです。

炭水車には薪がいっぱい積まれています
アレグア方面
アスンシオン方面
駅舎の中には当時使われていた道具が展示されています
車内
いよいよ出発です
アスンシオン郊外の風景(動画)


ルケ駅


途中、ルケで30分ほど休憩します。乗客にはチパとマテ茶のサービスがありました。空港最寄の駅ですが、鉄道でアスンシオンを目指す物好きはいない・・・・たぶん。 (^o^;)

ルケ駅舎

アレグア駅


切符売場
アレグア駅駅舎


切符


パラグアイの鉄道の切符です。アレグアまでの観光列車の切符も現役時代にエンカルナシオンまで鉄道が走っていた時と同様の硬券です。外国人料金とパラグアイ人料金とが設定されているようで、私はどうもパラグアイ人料金で汽車に乗ったようです。というのは、この切符は当日ガイドさんに窓口で買ったもらったもので、値段が500円くらいと教えてもらいました(ガイドさんはIDカード持っているので、パラグアイ人料金で買えるものなぁ)。後で知ったことですが、外国人料金は20ドルもするんだそうです。 (^o^;)

観光鉄道の切符

こちらは鉄道が現役時代に使用されていた切符(本物)。アスンシオン駅の管理人のおじさんからいただきました。 (^o^;)

アスンシオン~カバジェロ(ツーリストクラス)
アスンシオン~サンタローサ(ツーリストクラス)
アレグア~フルヘンシオイェグロス(二等車)
ヴィジャリカ~イトゥルベ(一等車)
サンサルヴァドール~ヴィジャリカ(ツーリストクラス)